夏のうだるような暑さ、厳しい寒さを感じる冬、どちらも睡眠の悩みが出やすいけれど、暑さと寒さを上手に調整して良眠を得るには、寝室環境をどう整えたらいいの?
毎日すんなり寝つけてぐっすりと眠り、さわやかな朝の目覚めを得るためには、睡眠環境を整えることが重要。特に意識しておきたいのが寝室の「温度」で、シーズン毎に良眠に効果的な適温が異なっているんだよ。任せて!「ドクター睡眠」が、睡眠の質が高まる適温やその関係性、眠りの環境を整えるポイントを徹底解説するよ!
良質な睡眠を得るために規則正しい生活をしたり、食事内容に気を付けるなどしていても、暑さや寒さにダメージを受けて寝つきが悪い・熟睡できないと悩んでいませんか?
睡眠に良い習慣を持っているのになかなか成果が出ないと感じるのは、睡眠環境に問題があるのかもしれません。
睡眠環境・特に室温は、寝つきや熟睡感を左右する重要な要素で深いかかわりがあります。
今回は毎日スッと眠りにつけてぐっすり眠ったと実感できる毎日を送るために、睡眠環境の整え方・適温を詳しく解説!
良眠につながるシーズン毎の適温をチェックして、今の寝室環境の見直し調整を進めてみてくださいね。
質の良い睡眠に「寝室温度」が重要!理由や関係性とは?
毎日スッと寝つけてぐっすりと眠り、朝もすんなりと起きられる理想の睡眠サイクルは、寝室の温度を適温にしておくことが重要なポイント。
そして睡眠の質UPというと、規則正しい生活習慣や適度な運動、ストレスケアなどが重要視されるため、寝室環境・適温とのイメージが難しいと感じるかもしれません。
では、良眠にナゼ寝室温度や適温が深くかかわり重要と言われているのでしょうか?
気になる理由や関係性を詳しく見ていきましょう。
寝室の適温が熟睡を助けるから
健やかな睡眠リズムに寝室の最適な温度が重要なのは、室温が熟睡を助けるためです。
寝室が寒すぎても暑すぎてもカラダとココロが心地よさを感じられず、暑さ・寒さにストレスや負担を感じて寝つきが悪くなったり熟睡できないことにつながります。
寝室の環境が適温にいつもキープされていると、暑さ・寒さによるストレスを感じず、体温が一定に保たれるようになります。
そして一定的な体温は、
- 暑さを感じた際に熱を体外へ放出する
- 寒さを感じた時に体内に熱を溜め込む
というバランスが整うことで室内の暑さや寒さの影響を受けずにすんなりとした寝つき・熟睡につながっていくのです。
自律神経が整うから
シーズン毎にいつも快適な室内の適温をキープしていると、睡眠の質をコントロールする自律神経が整います。
自律神経は睡眠の質以外にも体温をコントロールする役割があり、
交感神経の働き |
|
副交感神経の働き |
|
という役割を担っています。
ですが寝室環境が乱れ暑すぎる・寒すぎる環境にあると、心身のストレスが自律神経のバランスを乱してしまい、上記のような交感神経・副交感神経の役割が活きなくなります。
すると寒さにも暑さにも弱い体質に変わり、シーズンを通して睡眠の質に良くない影響が出てしまいます。
寝室の温度を適温に整えキープすることは、ストレスの影響を自律神経に与えないため交感神経・副交感神経のバランスが整い、寝つき・熟睡・寝起きのサイクル安定につながっていくのです。
良眠の要・体温上昇~下降リズムを整える
そもそも眠気を感じたり、毎日熟睡感を得ているのは、体温が関係していること、ご存じでしたか?
運動や入浴、食事などでカラダが温まり、体温が上がって少しずつもとの体温に戻り下がる際に、眠気が訪れすんなりと寝つけて熟睡を得られる、良眠はこのようなサイクルで成り立っています。
寝室を適温に整えておくことは、体温調整をコントロールする自律神経が整うとお伝えしましたが、この作用が眠気や寝つきの良さ、熟睡をもたらす体温上昇~下降につながっていきます。
そのため寝室が適温に整っていないと、自律神経も乱れて体温上昇~下降のリズムが活きなくなり寝つきや眠りの深さ、朝の目覚めに良くない影響が出てしまうのです。
ノンレム睡眠を長くするから
寝室の環境を整えて適温をキープしておく習慣は、ノンレム睡眠を長くし眠りのリズムを整える効果があります。
毎日の睡眠はレム睡眠・ノンレム睡眠で成り立っているのですが、
レム睡眠とは |
|
ノンレム睡眠とは |
|
という異なる睡眠状態を繰り返しています。
上記を詳しく見て見ると、ノンレム睡眠が熟睡モード・心身や細胞、神経や脳がまるごと休息している状態のため、ノンレム睡眠が長いほどに理想的な睡眠サイクルに整っていきます。
そしてノンレム睡眠を整え長くしていくためには、規則正しい生活習慣をベースにし、睡眠環境を適温にキープすることは必要不可決。
寝室が寒すぎる・暑すぎる状態だとノンレム睡眠を長くする体温上昇~下降のリズムも乱れてしまうため、体温を左右する寝室の適温はなくてはならない要素なのです。
さまざまな健康リスクを防ぐから
寝室が寒すぎる・暑すぎることで適温に整っていないと、さまざまな健康リスクにつながってしまいます。
そのリスクにはたとえば、
寝室温度が寒すぎるリスク |
|
寝室温度が暑すぎるリスク |
|
などがあります。
眠りを環境を整える基本、寝室を適温に調整し維持していくことは、上記のようなリスクを防ぐためにも必須の習慣と言えますよ。
寝室環境が適温でないと?睡眠への悪影響とは
理想的な睡眠リズムに整えていくためには、生活習慣や食事内容、運動以外にも寝室環境・温度がとても重要だと理解できたのではないでしょうか?
では、眠りにつく環境の温度が一定せず、適温の状態をキープできないと睡眠にどんな悪影響を及ぼしてしまうのでしょうか?
特に厳暑が続くこの季節は、エアコンで寝室を適温に整えるまでに時間がかかり、ムワッとするような暑い環境でもあり、エアコンの長時間稼働で冷えすぎる両方の変化が見られやすくなる季節でもあります。
ここでは寝室内が適温ではない、暑すぎる・寒すぎるそれぞれの睡眠への悪影響をお伝えします。
【寒すぎる場合】寝室が適温ではない悪影響!
寝室が寒すぎる場合、睡眠にどんな悪影響が出てしまうのでしょうか?
うだるような暑さが続く毎日でも、フル稼働のエアコンを長時間使うことで寝室が冷え、適温からかけ離れて冷えてしまうケースがめずらしくはありません。
この夏によくある、エアコンで冷え切った室内による睡眠の悪影響を詳しく見ていきましょう。
熟睡の元・体温上昇~下降が乱れる
眠気を感じたりすんなりと寝つき熟睡を得るためには、繰り返しではありますが体温が上がりじわじわと下降することが要となることをお伝えしてきました。
そのため冬の寒さ、この時期特有のフル稼働のエアコンを長時間使用することは、寝室が冷えすぎてしまうことで体温上昇・下降のリズムが乱れてしまいます。
すると寒さのストレスで寝つけない、熟睡できない状態になり睡眠の質や時間はもちろん日常生活のリズムにも乱れ心身不調の原因になることがあるのです。
血行が悪くなり健康リスクにつながる
寝室の温度が寒すぎ、適温に整っていないと血行が悪くなることで健康リスクが増大してしまいます。
そもそも寝室の温度・適温によってコントロールされる血行は、
- 身体を温めて冷えを緩和
- 余分な熱を体外へ流す
- 眠気誘発、熟睡を助ける体温上昇~下降リズムを整える
- 老廃物や毒素を体内へ流す
- 健康や良眠に必要な栄養や酸素を摂り込む
という重要な役割があります。
そのため寝室が整っていないと血行が悪くなり、
- 冷え
- 血管へのダメージ
- むくみ
- 重だるさ
- 生活習慣病につながる
というリスクが増大して健康の面でもトラブルが出やすくなるのです。
睡眠リズムが乱れる
寝室が寒すぎると、カラダが温まるまでに時間がかかり、すんなり寝つけなかったり寒さや冷えで中途半端な時間に目覚めてしまうなど、睡眠のリズムが乱れてしまいます。
適温に整っていない寒すぎる室内はさらに、体温上昇から下降の眠気誘発や寝つき、熟睡を助ける体温のリズムも不安定になるため、常に睡眠に関する悩みが出てしまうリスクがあります。
睡眠はそもそも、
- 心身、脳、神経、内臓を十分に休息させる
- 疲労やストレスを回復させる
- 免疫力の向上
- カロリー消費による健康的な体型維持
- 美容や健康、メンタルケアを助けるホルモン分泌の生成
といういくつもの重要な役割を持つため、室内が適温に整わず寒い環境にあると、上記のような睡眠で得られる恩恵が活きず、美容・健康・ダイエットとあらゆる面に良くない影響が出てしまうのです。
心筋梗塞や脳卒中の原因に!?
室内環境が乱れ、適温に保たれず室内が冷えた状態になると、具体的な健康リスクとしては心筋梗塞・脳卒中に注意が必要です。
この理由は、室内の温度が寒くてカラダが冷えた状態で、ベッドの中に入るとじわじわと布団の中が30℃前後に上昇していきます。
室内の冷えた寒さと、ベッドの中の温度差が20℃にもなってしまうため、体温調整や血行をコントロールする自律神経が乱れてオーバーワークの状態になり、血流が不安定になって心筋梗塞・脳卒中のリスクが増大してしまうのです。
トイレが近くなりストレスが溜まる
寝室が適温に保たれず冷え切っていると、内臓に刺激を与えて過敏な状態にする、自律神経の交感神経が優位に立ってしまいます。
寒さを感じるほどにトイレが近くなるのは、交感神経が内臓を刺激して尿意が強く出るため。
室内が冷えていると内臓も冷えるので自律神経の交感神経が膀胱を刺激・過敏にし、頻繁に尿意を感じてトイレに繰り返し起きてしまいます。
すると、眠っていても寝室の冷えが内臓に影響を与えるためトイレのたびに睡眠時間が削れられて眠りのトラブルにつながってしまうのです。
【暑すぎる場合】寝室温度が適温でない悪影響!
自宅による帰ってきて室内が暑すぎる場合も、睡眠環境が適温に整っていないことで睡眠の質はもちろん健康や美容の面でもリスクが生じてしまいます。
特に厳暑が続くこの季節は、仕事やプライベートの予定などで家を長く空けていることで室内の温度が急激に上がり、寝室を適温に戻す・調整できるまでに時間がかかってしまうもの。
ここでは寝室温度が適温ではない、暑すぎる場合の悪影響を詳しく見ていきましょう。
熟睡できなくなる
熟睡の基本は体温の上昇から下降のリズムが整っているかどうかがポイントでしたね。
長く家を空けていると常に寝室が暑さでムワッとした状態になり、なかなか冷えない・適温にならないまま眠りにつくことが少なくはないでしょう。
ですが寝室が屋外のようにムシムシ・じめじめして暑い状態だと、体温が上がっても下がるまでに時間がかかることで熟睡できなくなってしまいます。
熟睡はそもそも、
- 美容や健康の要・成長ホルモン分泌を促す
- 疲労回復
- 免疫力を高める
- ストレスをリセット
- 睡眠リズムを安定させる
などの役割があるため、暑すぎる寝室の温度は熟睡による恩恵を受けられずに心身ともに不調が出やすくなってしまうのです。
熱中症にかかりやすくなる
この季節は特に注意しておきたい熱中症。
眠っている時は熱中腸にかからないイメージが少なからずありますが、実は大きな間違いで寝室が暑く適温に整っていないほどにリスクが高まってしまうんです。
寝室の暑さは普段ではなかなか見られないような発汗をもたらし、頭痛や寝ている状態でも頭や目がぐるぐる回る、めまいが生じやすくなります。
熱中症はひどくなると全身の痙攣や倦怠感、意識が遠のくなどの心配なリスクにつながるため暑すぎる寝室温度は早めにリセット、調整が必要になるのです。
脱水症のリスクが高くなる
寝室が暑すぎる環境で眠りにつこうとしても、いつも以上に大量の汗をかくことで体内の水分が不足し、脱水症状に陥ってしまいます。
そして眠っている時はコップ1杯分程度の汗をかくと言われているため、寝室が暑いとさらに多い発汗が生じて、
- 口、喉が異常に乾く
- 強い倦怠感
- めまい
- 微熱
などの症状につながってしまいます。
寝室が暑すぎることによる上記の脱水症状は、たとえ軽いものであっても寝つきを悪くし熟睡につながらないため、睡眠リズムが一気に乱れてしまうでしょう。
免疫や抵抗力が弱まる
室内が適温ですんなりと眠れて朝まで熟睡できる、そんな理想的な睡眠リズムは免疫や抵抗力を高めてくれます。
逆に、寝室が暑すぎて環境が整っていないと、寝つきも悪く熟睡も得られない、さらにはさわやかな目覚めにつながらないため常に心身がどんよりとした状態に。
暑すぎる室内が原因で睡眠の質が低下すると、免疫や抵抗力が弱まって疲れやすくなったり、夏バテになりやすい体質に変わるリスクが否定できません。
睡眠不調の元…!寝室が暑すぎる・寒すぎる原因は何?
寝室が適温に整わず、暑すぎるor寒すぎるのはそもそもどうしてなのでしょうか?
睡眠不調の眼鏡ともなる、寝室が暑すぎる・寒すぎる原因を知っておくと、適温に調整するベストな工夫やアイディアが見つかるようになるはず。
ここでは寝室が適温に整わない、よくある原因を詳しく見ていきましょう。
寝室が暑すぎる原因は?
寝室が暑すぎて睡眠の質に悪影響を及ぼしている原因は、
- エアコンの過度な節電
- 家電から発せられる熱によるもの
- 直射日光の影響
- 湿度が高い
などが考えられます。
まず節電を意識していると、エアコンをつけては止める使い方を繰り返すことが少なくはありません。
ですがエアコンを止めてしまうと寝室を冷やす冷風が送られなくなるため夏の暑さ・湿気の影響で一気に室内が暖まり、室温が高くなってしまいます。
室内が冷えるまでにはそれなりに時間がかかるため、過度にエアコンの使用・節電に気を配ってしまうと暑すぎる部屋が常態化に。
そして他の家電からの熱が空気に滞留して室温を高くしていることも原因。
カーテンなどを引かず直射日光が当たる部屋にいることも、必要以上に室内を温め屋外と変わらないような暑さになってしまうのです。
寝室が冷えている原因とは?
寝室が冷えて睡眠の質に悪影響を及ぼしているのは、
- 夏の場合はエアコンの調整ができていない
- 建物や窓の構造によるもの
- 天候によるもの
の3つが考えられます。
まず夏場の場合は、暑さから身を守り熱中症対策に意識が高まるため、エアコンのフル稼働で部屋を冷やしすぎ結果的に睡眠の質UPに良い適温に整わなくなることが原因。
また窓や建物の劣化、断熱材などが使われていないと、冬の冷たい風が隙間から入り込んであっという間に寝室が冷え睡眠の質に影響を及ぼしてしまいます。
さらに冬場は、長く家を空けていると暖房で温められていない分寝室に冷たい空気が滞留し、温まって適温になるまで時間がかかり寝つきの悪さや熟睡が得られないなどの睡眠トラブルにつながってしまうのです。
シーズン毎に解説!良眠につながる寝室の適温とは?
寝室の温度が適温に整っていないと、それだけで睡眠の質が悪くなり健康や美容の面に悪影響を与えてしまうんですね。
では、睡眠の質を良いままにキープする寝室の温度は、どれくらいが適温なのでしょうか?
ここでは今日からの睡眠環境見直し改善に役立つ、睡眠の質がアップするシーズン毎の最適な室温と湿度も合わせて解説します。
睡眠の質が高まる寝室の適温は?【夏場編】
睡眠の質が深まる、夏場の室内の適温は、「28℃」を目安に調整することが環境省から推奨されています。
ただ、今年は体温越えの厳暑日が毎日のように続いているため、夜になっても蒸し暑く寝苦しさを感じることがあるでしょう。
その場合は、26℃までを目途に室内やエアコンの温度設定を調整しておくと、夏場の気候や気温に合わせて睡眠環境を整えることができ、寝つきの良さや熟睡感、すっきりとした目覚めの理想的なサイクル維持に役立ちますよ。
睡眠の質が高まる寝室の適温は?【冬場編】
夏の暑さと同じように、冬の寒さも睡眠の質に影響を与えてしまい、カラダも冷えるので余計に寝付けないと感じることがありますよね。
では、冬場の寒さから身を守り、室温を適温に整えてカラダを温めるにはどのくらいの温度がベストなのでしょうか?
こちらも環境省からの推奨によると、睡眠の質が深まる寝室の適温の目安は「20℃」となっています。
また暖房をわずか1度上げて室温を20℃に保とうとする設定は、通常よりも10%もの節電効果があると言われています。
冬場はガス・電気ともに夏場よりも使用が増えるため、睡眠環境を整えながら環境やエコにも気を配るようにしておきたいですね。
睡眠の質がアップする湿度は?
今回のドクター睡眠コラムでは、「睡眠に良い寝室の適温」にフォーカスを当ててポイントをお伝えしていますが、温度と同じように意識しておきたいのが「湿度」なんです。
湿度はお肌の水分のようなイメージで、水分があり過ぎてはべたべたし、不足しては室内がカサカサになり睡眠以外にも健康や美容トラブルが出てしまいます。
では、睡眠の質を深める湿度はどれくらいが理想で、シーズン毎に違いがあるのでしょうか?
実は睡眠環境を整える際の湿度は、シーズン問わずに「50~60%」が理想的と考えられています。
おの適度な湿度は、寝室にちょうど良い水分を保持した状態になるため、じめじめ・ムシムシ・かさかさなどのよくあるトラブルを感じずに、いつも心地よく過ごせて睡眠の質UPにつなげることができますよ。
寝室を適温に整えて睡眠の質UP!基本の始め方
夏場の暑さの影響を受けて暑すぎる寝室、そして冬場の寒さの影響を受けて冷え切ってしまった室内、どちらも適温に整えるには手間暇がかかるイメージがあるでしょう。
ですが、ほんのちょっとのアイディアや工夫をプラスするだけで、夏場・冬場の寝室温度が適温に整い、いつも心地よさを感じながら眠りにつけて朝はさわやかに目覚めることができるんです。
ここでは今日からの睡眠環境見直し改善に、夏場・冬場それぞれの寝室を適温に整えるポイントをまとめてみました。
寝室を適温に調整する方法【夏場編】
じめじめ、ムシムシとした湿気がストレスに感じたり、ムワッとする熱感で睡眠の質を悪くしてしまう夏場の睡眠環境。
ここでは夏場の寝室によく見られる環境を涼しくさわやかに適温に変えるポイントを見ていきましょう。
窓を全開にして換気
仕事やお出かけ先から帰ってきた後のムワッとした室内をすぐにひんやり適温に整えるためには、まずエアコンを使う前に窓を全開にし換気をすることが大切です。
この習慣を持っていると、寝室にこもったムワリとした空気が逃げて室内がクリーンになるためエアコンをかけた際も清潔でさわやかな環境に整い、比較的早く心地よいひんやり感を得られますよ。
エアコン×サーキュレーターのW使い
寝室がうだるような暑さで睡眠に良くない影響を与えそうだとストレスを感じてしまったら、まずはエアコンとサーキュレーターのW使いで室内を冷やしましょう。
一気に冷やそうとすると適温の「26~28℃」からかけ離れてしまうため、エアコンの温度設定を26~28℃にキープしつつ、サーキュレーターを使うと空気を循環させるため心地よい冷たい風が室内を満たしてくれます。
ひんやり寝具やグッズを活用
寝室の換気をしたり、エアコン×サーキュレーターで寝室を適温に整える間、暑さのストレスや負担を感じてしまいますよね。
できるだけ熱くなり過ぎたカラダをクールダウンさせるためにも、ひんやり寝具やグッズを活用してみましょう。
クールリング | 熱がこもりやすい首元を冷やす |
接触冷感素材の寝具、抱き枕 | 熱を逃がしてひんやり感が長続きする |
冷却スプレー | 即効的に火照ったカラダを冷やす |
ハンディファン | さわやかな使用感でカラダを冷やし過ぎない |
上記のようなひんやりグッズを上手に活用することで、寝室がひんやりするまでの間のカラダやメンタル面のケアができ、良眠を得るコンディションづくりに役立ちますよ。
寝室を適温にする方法【冬場編】
寒さで冷え切った室内をまろやかに、温かみのある適温環境に整える、冬場のポイントを詳しくまとめてみました。
断熱素材のカーテンを使う
冬場の厳しい寒さで冷え切った寝室を温めるためには、断熱素材のカーテンを使うことがおすすめ。
この素材は暖房を使った時の寝室のまろやかな温かさを吸い取って保持し、室温が下がらないよう適温をキープする役割があります。
冷え切った室内はまずは暖房をつけて20℃に調整するようにしながら断熱カーテンを引くと、温かい空気が室内にこもることで暖房の使い過ぎも減り、エコや節電にもアプローチできますよ。
温活グッズの活用
寒さが厳しい地域であっても、睡眠時は暖房をつけずに過ごすことがめずらしくはないでしょう。
睡眠時は温まっていた寝室でも、暖房をオフにすることで室内の温度がどんどん下がり、睡眠の質に悪影響を及ぼしてしまうため、体温を高くキープする、温活グッズを活用してみましょう。
湯たんぽ | 足やお腹を温め全身保温 |
ボア素材の寝具 | 熱を逃がさず全身を温める |
おやすみソックス | 睡眠時に冷えやすい足元をカバー |
おわりに
寝つきの悪さや熟睡感が得られない、朝はスッキリ目覚められず疲れが残っている…。
そんな睡眠の悩みは、寝室の温度を適温に調整・整えていくことで改善・予防につながります。
睡眠不調は健康管理や生活習慣の乱れが原因のイメージが強いですが、眠る際に身を置く寝室環境も深くかかわっています。
今回のドクター睡眠コラムをきっかけに睡眠環境を整えて、いつも適温をキープして良眠を持続させてくださいね。
ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント 店舗一覧
ヘッドミント 大須本店 | 愛知県名古屋市中区大須3-26-41 堀田ビル |
ヘッドミントVIP 栄東新町店 | 愛知県名古屋市中区東桜2-23-22 ホテルマイステイズB1 |
ヘッドミントVIP 金山店 | 愛知県名古屋市中区金山1-16-11 グランド金山ビル2F |
ヘッドミント 名駅店 | 愛知県名古屋市中村区椿町13-16 サン・オフィス名駅新幹線口206 |
ヘッドミント 丸の内店 | 愛知県名古屋市中区錦2-8-23 キタムラビル1F |
ヘッドミントVIP 岐阜店 | 岐阜県岐阜市神田町8-4 アートビル4F |
ヘッドミント 静岡店 | 静岡県静岡市葵区御幸町4−2 ポワソンビル 7階 |
ヘッドミント 池袋店 | 東京都豊島区東池袋1丁目42−14 28山京ビル202 |
ヘッドミントVIP 藤沢店 | 神奈川県藤沢市南藤沢21-9とのおかビル5F |
ヘッドミント 川崎本町店 | 神奈川県川崎市川崎区本町1-10-1 リュービマンション501 |
ヘッドミント 大宮西口店 | 埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-2-7 AOYAMA808ビル4F |
ヘッドミント 浦和店 | 埼玉県さいたま市浦和区東仲町8-2 大堀ビル202 |
ヘッドミントVIP 蕨店 | 埼玉県蕨市塚越2-1-17TPビル201号室 |
ヘッドミント 稲毛店 | 千葉県千葉市稲毛区小仲台2-6-7 スエタケビル3階 |
ヘッドミントVIP 千葉店 | 千葉県千葉市中央区新町1-13 木村ビル |
ヘッドミント 勝田台店 | 千葉県八千代市勝田台北1-3-19 新緑ビル4階 |
ヘッドミント 新潟店 | 新潟県新潟市中央区花園1-5-3 ネットワークビル花園205 |
ヘッドミント イオン松任店 | 石川県白山市平松町102-1 松任イオン1F |
ヘッドミントVIP京橋店 | 大阪府大阪市都島区片町2丁目11-18京橋駅前ビル2F |
ヘッドミントVIP 東大阪店 | 大阪府東大阪市長田東2-2‐1 木村第一ビル4F |
ヘッドミント 京都祇園店 | 京都府京都市東山区祇園町北側270-4 Gion Hanaビル 6F |
ヘッドミント 和歌山駅前店 | 和歌山県和歌山市美園町5-7-8 パーク美園町ビル2F |
ヘッドミント 広島店 | 広島県広島市中区幟町12−14 幟町WINビル602 |
ヘッドミント 鹿児島アミュWE店 | 鹿児島県鹿児島市中央町1-1アミュWE通路側 |
全国でドライヘッドスパニスト募集中
ドライヘッドスパ専門店ヘッドミントでは、全国の店舗で求人を募集しております。
上記ボタンよりご確認ください。
ドライヘッドスパのスクール生募集
睡眠の質を改善できるドライヘッドスパ専門店をこれから開業したい!という人向けにドライヘッドスパスクールも随時全国で開催しております。
また、ヘッドミントのフランチャイズ加盟店の募集もしております。