睡眠時無呼吸症候群ってどんな病気?自分で対処できるの?
任せて!「ドクター睡眠」が解説するよ!
睡眠障害の代表的なトラブルとなる睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時に一定のリズムでの呼吸をしている本来の状態とは違い、呼吸にさまざまな問題や障害が出ている疾患のことを言います。
睡眠時は意識せずとも呼吸をしている状態が当たり前なので、呼吸そのものにトラブルが生じている睡眠時無呼吸症候群は怖く心配な症状に感じてしまうでしょう。
今回のドクター睡眠コラムでは、
- 睡眠時無呼吸症候群の症状やセルフチェック
- 考えられる原因
- 自分でできる予防や対処法
- クリニックで受けられる診察や検査、処方薬
などなど、睡眠時無呼吸症候群に関する知っておきたい基礎から応用までの知識を詳しく解説。
睡眠時無呼吸症候群のセルフチェックや対処法を知って、健康的な睡眠サイクルを整えるきっかけに役立ててくださいね◎
睡眠時無呼吸症候群とは?種類と症状、セルフチェックまとめ!
ぐっすりと眠っているつもりでも、意外に症状が出ている睡眠時無呼吸症候群。
そしてこのトラブルは、眠っていて意識が明確ではない状態に症状が出るため、自身ではすぐに気づけずに症状が悪化したり、改善や予防までに長い時間がかかってしまうケースがあるんです。
睡眠時無呼吸症候群とはいったいどんなトラブルなのか、ここでは詳しい症状や種類、セルフチェック法を詳しく見ていきましょう。
睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群とは、
- 睡眠中にいつもはしている呼吸が止まること
- 10秒以上の無呼吸が1回7時間の睡眠中に30回または1時間に5回起こる
- 睡眠中、起床時、日中とそれぞれに異なる症状が発現する
という疾患のことを言い、
- Sleep
- Apnea
- Syndrome
の3つの頭文字を取ってSASと呼ばれることもあります。
睡眠時無呼吸症候群には症状や原因が異なるふたつの種類があり、
中枢性睡眠時無呼吸症候群 |
|
閉塞性睡眠時無呼吸症候群 |
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特に中枢性睡眠時無呼吸症候群は心配な疾患が原因となっている可能性が否定できないため、早期の発見や治療、検査が必要になると言えます。
そして閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、運動不足や栄養バランスの乱れなどほんのささいなきっかけで生じる肥満が原因のため、誰にでも起こり得て楽観視はできない症状。
男女の割合で見ても睡眠時無呼吸症候群の発現率には差があり、
男性の睡眠時無呼吸症候群の発現率 |
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女性の睡眠時無呼吸症候群の罹患率 |
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というデータが報告されています。
睡眠時無呼吸症候群は特に、年齢を重ねた中高年世代に見られることが多いため、20~30代の早いうちから予防・対策を取っておく必要があると言えるでしょう。
睡眠時無呼吸症候群の3つの視点から見る症状
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時に起こる症状と日中にも出るトラブルがあります。
睡眠時無呼吸症候群のいろいろな視点から見る症状を押さえておくと、自身の睡眠リズムやサイクルの見直し、無呼吸症候群かどうかの見極めがしやすくなるはず。
ここでは3つの視点から見た、睡眠時無呼吸症候群の具体的な症状を見ていきましょう。
睡眠時無呼吸症状群の視点その①眠っている時に出る症状
眠っている時に出る、睡眠時無呼吸症候群の症状は、
- 大きないびきと無呼吸を繰り返す
- 自身は、大きないびきと無呼吸の意識がまったくない
- トイレに行く回数が多い
- 夜中に急に目覚めることが多い
などがあります。
そして睡眠時無呼吸症候群が中枢性の場合は、いびきが見られないため、いびきをかくことが自然な生理現象と認識してしまい、っ睡眠時無呼吸症候群とは気づけずに放置、症状が悪化してしまうケースもあるのです。
睡眠時無呼吸症候群の視点その②起きた時の症状
睡眠中ばかりではなく、起きた際にもいつもとは違う症状や変化が見られる睡眠時無呼吸症候群。
以下の症状に当てはまる場合は、睡眠時の呼吸がスムーズにならないことで心身にさまざまな不調が出ているサインと言えます。
- 7~8時間の睡眠を取ったのに疲労感、倦怠感が強い
- ズーンとした締め付けられるような頭痛がする
- 異常に喉が渇いている
- 風邪をひいているわけでもないのに声がガラガラ声になっている
睡眠時無呼吸症候群の朝起きた時に感じる症状も、日常的には決してめずらしくはない変化なので気づけないままに悪化するケースがめずらしくはありません。
睡眠時の呼吸は心身のコンディションを整える酸素供給や唾液の確保というさまざまな役割を持つため、睡眠時無呼吸症候群になると上記のようなチェック点がいくつも出てきてしまうのです。
睡眠時無呼吸症候群の視点その③日中に出やすい症状
睡眠時無呼吸症候群になると、朝起きたときばかりではなく日中にもさまざまな不調を感じるようになります。
そのパターンには例えば、
- いきなり前触れもなく強い眠気が出る
- 朝からの倦怠感、疲労感が長く続く
- 集中力、注意力、やる気の喪失や低下
- 頭がボーっとした状態が長く続く
睡眠時無呼吸症候群による日中の症状は、育児や家事、仕事とライフスタイルの中心となる要素に大きな支障となり、悪化するとうつ病といったメンタル不調につながるケースも少なくないと言われています。
眠気のレベルから診断!睡眠時無呼吸症候群のセルフチェック法
睡眠時無呼吸症候群は睡眠中の症状が朝起きたときや日中にも影響しているので、自身での判断が難しいと感じてしまうかもしれません。
実は睡眠時無呼吸症候群のセルフチェックは、普段の眠気レベル・状態からカンタンに判断できるんです。
以下のチェック点で、特に眠気を感じやすいシチュエーションを選び、そこから導き出される睡眠時無呼吸症候群の有無を一緒に診断してみましょう。
睡眠時無呼吸症候群診断のシチュエーション | 眠気レベルのスコア |
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表の右側のシチュエーションを見ながら、眠気レベルのスコアを出してみましょう。
☑合計が0~5の場合:眠気レベルは弱く、睡眠時無呼吸症候群のリスクも低め
☑合計が5~10の場合:注意しておきたい眠気レベル、睡眠無呼吸症候群のリスク高め
☑合計が11以上の場合:絶対的な注意が必要な眠気レベル、すでに睡眠時無呼吸症候群のリスクあり
眠気を感じるシチュエーションが日中に多いほど、夜の睡眠の質が悪くなっていびきや無呼吸の症候群が出ている可能性があります。
合計5~11の場合は、早めにクリニックでの診察や検査、セルフでの睡眠環境・時間の見直し調整を始めていきましょう。
睡眠時無呼吸症候群の原因は何?2つのタイプで異なる原因を解説
閉塞性と中枢性の2つのタイプがある睡眠時無呼吸症候群は、症状や原因に細かな違いがあるんです。
ここでは睡眠時無呼吸症候群がどうして発言してしまうのか、閉塞性と中枢性の異なる原因を詳しく見ていきましょう。
睡眠時無呼吸症候群の原因【閉塞性について】
眠っている間に、安定・一定的な呼吸を助ける気道がさまざまな原因によって狭くまたは完全に閉じ、呼吸が妨げられて大きないびきや一時的な無呼吸に陥ってしまう、閉塞性の睡眠時無呼吸症候群。
この睡眠時無呼吸症候群には、主に以下のような原因が考えられています。
性別や年齢によるもの
閉塞性の睡眠時無呼吸症候群が圧倒的に多いのが男性で、女性に比べると2~3倍多く、年代や性別的な点が大きな原因と考えられています。
女性の閉塞性無呼吸症候群は特に更年期に多く、カラダの組織や機能をコントロールする役割を持つ、女性ホルモンの急激なゆらぎや分泌の減少が影響し、気道が狭くなったり塞がれたりしていびきによる無呼吸症候群が発現しやすくなるのです。
肥満によるもの
閉塞性の睡眠時無呼吸症候群の代表的な原因が肥満。
適正体重よりも肥満傾向にあると、睡眠時の安定した呼吸を助ける気道が贅肉によって圧迫された状態となり、十分な気道の拡張ができないことで呼吸のリズムが狂いいびきや一時的な無呼吸に陥ってしまうのです。
アジア人特有の骨格によるもの
日本人を含めたアジア人は、他の人種に比べて閉塞性睡眠時無呼吸症候群を発しやすい骨格、輪郭と言われています。
アジア人の下アゴが後退傾向にある輪郭・骨格は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の原因、頭蓋顎顔面形態という影響を受けて無呼吸やいびき、さらには扁桃の肥大によってこの障害が出やすい傾向にあることがわかっています。
睡眠時無呼吸症候群の原因【中枢性について】
閉塞性の睡眠時無呼吸症候群に比べて、呼吸をしようとする努力が見られずに長い間呼吸が止まってしまう、深刻な症状が見られやすい中枢性の睡眠時無呼吸症候群。
ここでは中枢性の睡眠時無呼吸症候群のさまざまな原因や理由を詳しく解説してみたいと思います。
脳へ睡眠指令が伝わらない異常によるもの
脳には睡眠時に呼吸をするよう、指令を出す機能が備わっているのですが、何らかの異状によって脳の指令機能が活きず、呼吸が不安定になることが原因と言われています。
中枢性睡眠時無呼吸症候群の原因はまだまだ明確になっていないものの、心不全や脳卒中、心房細動という疾患にかかっている場合に特に発現しやすいとの研究結果が報告されています。
病気や疾患によるもの
中枢性無呼吸症候群は、病気や疾患にかかっている場合ほど発現しやすいことがわかっています。
中枢性睡眠時無呼吸症候群の原因となる主な病気や疾患と、それぞれの関係性をまとめてみました。
心不全 | 21~40%の割合で中枢性無呼吸症候群を併発する |
心房細動 | 無呼吸の低酸素状態が心臓に負担をかける |
脳腫瘍 | 酸素不足によって脳の血流が妨げられ腫瘍ができる |
脳卒中 | 血液内の酸素が不足し脳に行き届かず発症する |
睡眠時無呼吸症候群になると…!?心配な悪影響とは?
閉塞性・中枢性にかかわらずに睡眠時無呼吸症候群にかかってしまうと、心身ともに心配な悪影響が出やすくなります。
睡眠時無呼吸症候群が原因のさまざまなリスクを早めに知っておくことは、症状の悪化や未然予防、早期の治療やセルフケアの見直し改善にトータル的なアプローチができるはず。
睡眠時無呼吸症候群の心配な影響について、ここから詳しく解説していきたいと思います。
脳卒中のリスクが健康な人の倍に!?
睡眠時無呼吸症候群に気付かず、または気づいていても一時的なものだと楽観視してしまうと、健康な睡眠や睡眠時の呼吸をとっている人に比べ、脳卒中のリスクが3~4倍も強まると言われています。
脳卒中はそもそも、脳内に細かに張り巡らされた血管が破れたりダメージを受けて損傷する重篤な症状。
あらゆる組織に指令を出し、心身のコンディションをコントロールする役割を持つため、睡眠時無呼吸症候群になると脳の健康が損なわれて重大な疾患・病気につながりやすくなるのです。
交感神経ばかりが過度に働く
本来であれば睡眠中はゆったりとした一定的なリズムの呼吸をしているため、心身の深いリラクゼーションを助ける副交感神経の働きが活きています。
ですが睡眠時無呼吸症候群になると、呼吸が一定・安定しないことで脳や神経、カラダに負担がかかり知らず知らずのうちに強いストレスを感じるようになります。
するとストレスや緊張で優位に立つ交感神経ばかりが過度に働き、眠っているのに心身がリラックスできないため起床してからの緊張や重だるさ、全身のこわばりが長く続くなど、メンタル・フィジカル両方に強いストレスが見られるようになります。
血圧が高い状態が続く
さまざまな生活習慣病の原因となる高血圧も、睡眠時無呼吸症候群によってリスクが高くなることがわかっています。
睡眠時無呼吸症候群で十分な酸素を体内に摂り込めないと、血管の拡張と血液のめぐりが悪くなって心臓に負担がかかります。
すると無理に血管を拡げ、血液のめぐりを良くしようと過度な負担が心臓にかかり、血圧が上がってこの体質・状態が常になってしまうことがあるのです。
エイジング的なトラブルが併発する
睡眠時無呼吸症候群は、美容やエイジングに関するトラブルの併発にもつながることがわかっています。
その理由は、睡眠時の呼吸によって体内に摂り込まれる酸素は、
- 健康美に役立つストレスをケアし、リラクゼーションをもたらす
- 血管やリンパ管を広げ、血流やリンパ液のめぐりを促す
- ダメージ肌修復、再生の新陳代謝やターンオーバーの活性化
- 食べ物やサプリメントから摂った栄養の供給を助ける
といういくつもの重要な役割を持ちます。
そのため睡眠時無呼吸症候群にかかると、酸素が持つ健康美に関する恩恵が活きなくなってしまいエイジングサインにつながります。
また閉塞性の睡眠時無呼吸症候群のいびきは、呼吸のリズムが崩れ鼻から吸って口から吐く正しい呼吸ができていない状態。
口呼吸が常態化することでフェイスラインに負荷がかかり、見た目を老けて見せてしまうシワやたるみの原因になることもありうるのです。
糖尿病や動脈硬化の原因に
睡眠時無呼吸症状群は、長期的な治療とセルフケアが必要になりすぐには改善や予防、完治が難しい糖尿病や動脈硬化の原因になると言われています。
糖尿病と動脈硬化と睡眠時無呼吸症状群の関係性をまとめてみました。
睡眠時無呼吸症候群と糖尿病の関係性 |
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睡眠時無呼吸症候群と動脈硬化の関係性 |
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睡眠時無呼吸症状群の診察・検査・治療内容とは?最適な科もチェック!
家族や子ども、パートナーに睡眠中の呼吸停止やいびきを指摘され、クリニックで診てもらおうと考えた時、すぐには最適な科をイメージできないことがあるのではないでしょうか?
そして睡眠時無呼吸症候群の症状や影響が心配な分、あらかじめ診察や検査、治療内容を知っておきたいと思うことがあるでしょう。
睡眠時無呼吸症候群に関する、最適な科や主な治療内容、検査や診察の流れなどをまとめてみました。
睡眠時無呼吸症候群。何科にかかるべき?
睡眠時無呼吸症候群に気付いても、すぐには何科にかかるべきか判断が難しいと感じてしまうでしょう。
睡眠時無呼吸症候群は、診療科のそれぞれによって専門分野や治療方法が異なっているため、症状に応じた科に診てもらうことが早期発見・克服のポイントになります。
いびきによる睡眠時無呼吸症候群の場合 | 内科、呼吸器科 |
高血圧、糖尿病、肥満症が原因の場合 | 循環器内科 |
不眠、早期覚醒、入眠障害など睡眠障害が原因の場合 | 脳神経内科、精神科、メンタルクリニック、心療内科 |
睡眠時無呼吸症候群の原因や症状が複数で併発している場合は、まずかかりつけのクリニックで医師に相談をすると、適切な科をお知らせしてもらえたり紹介を受けることが可能になっています。
睡眠時無呼吸症候群は早くの発見と早期の治療が回復と予防、克服につながるため、異状に気付いた時点で早めのクリニック受診を心がけるようにしましょう。
睡眠時無呼吸症候群の診察、検査とは?
睡眠時無呼吸症候群の診察や検査は、原因や症状を明確にするための問診やカウンセリングを経て、その内容に沿った検査を受けることが一般的な流れになります。
睡眠時無呼吸症候群には簡易的・詳細と原因や症状に合わせた検査が使い分けられ、主に以下のような内容になっています。
簡易検査器によるチェック |
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PSG(終夜睡眠ポリグラフ)による詳細的な検査 |
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ひとことに睡眠時無呼吸症候群と言っても年代や性別、睡眠環境や体質によっていろいろな症状が出るため、検査は今後の治療や予防を明確にするために必要な流れとなります。
睡眠時無呼吸症候群の治療内容
睡眠時無呼吸症候群の治療内容は、閉塞性・中枢性のタイプによって内容が異なっています。
睡眠時無呼吸症候群のタイプ別に見る治療法を詳しくまとめてみました。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療内容
閉塞性の睡眠時無呼吸症候群と診察・検査結果が明確になった場合は、
- 原因となる肥満を改善、予防する減量療法
- 気道拡張、確保のための手術
- OAという口腔内装置
が採られるケースがあります。
閉塞性の睡眠時無呼吸症候群は、肥満や睡眠環境などが原因となり得るため、自身でも生活習慣や睡眠サイクルの見直し・改善をしていく必要があります。
中枢性睡眠時無呼吸症候群の治療内容
中枢性睡眠時無呼吸症候群の治療内容には、
- 原因となっている心不全、脳卒中の治療をメインに行う
- 循環器疾患における複数の治療を並行して行う
ことが一般的で、原因や症状が複雑なため、複数の科で並行的な治療を受けるケースがあります。
原因・症状に応じた3種の睡眠薬治療
睡眠時無呼吸症候群の治療は、原因や症状に応じた3種いずれかの睡眠薬を用いた治療が検討されるケースがあります。
睡眠時無呼吸症候群に用いられることが一般的な、3種の睡眠薬とそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
①非ベンゾジアゼピンの睡眠薬治療
睡眠時無呼吸症候群の原因が入眠障害にある場合に用いられる睡眠薬で、
- マイスリー
- ルネスタ
といった種類があります。
マイスリー・ルネスタなどの非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、筋肉を弛緩する作用がなく睡眠の質を整える即効的な有効性が期待されています。
②オレキシン受容体拮抗型の睡眠薬治療
オレキシン受容体拮抗型の睡眠薬治療は、起床時以外の急激な覚醒・不自然な目覚めを予防する作用があり、
- ベルソムラ
- デエビゴ
といった種類があります。
この睡眠薬服用の治療を受けると、脳内の覚醒に働きかけるペプチドという物質をガードすることで深く質の良い眠りにつくことができ、睡眠時無呼吸症候群のさまざまな異状改善に働きかけてくれます。
③メラトニン受容体作動薬の睡眠薬治療
メラトニン受容体作動薬の睡眠薬治療は、睡眠の質を深めるホルモン・メラトニンを作り出す受容体に働きかける睡眠薬で、
- ロゼレム
- ベルソムラ
といった種類があります。
メラトニン受容体作動薬による睡眠時無呼吸症候群の治療を受けると、質の良い眠り条件となる体温の上昇からゆるやかな下降までを助けて熟睡状態を長くするため、いびきや無呼吸の症状改善・予防につながっていきます。
睡眠時無呼吸症候群のセルフケア!日常的な対策とは?
睡眠時無呼吸症候群は継続的な治療をメインにしながらも、早期克服・予防につなげるセルフケアが重要なポイントになります。
ここでは睡眠時無呼吸症候群の治療や研究に当たる医師からも推奨された、日常的なセルフケアや対策を詳しく見ていきましょう。
正しい呼吸を心がける
正しい呼吸の条件は、
- 鼻から吸う
- 口から吐く
というシンプルさが基本ですが、口呼吸がクセになっている人が少なくはないよう。
口呼吸は気道を確保し酸素を取り込む、呼吸本来の作用が活きずに睡眠時無呼吸症候群の原因となるため、鼻から吸って口から吐く、正しい呼吸法を身につけるようにしましょう。
運動と食事に気を配った肥満対策
標準的な体重よりもオーバーしてしまっている肥満は、呼吸を担う気道が圧迫・押しつぶされたような状態になって呼吸の乱れを起こしてしまいます。
肥満体型を克服するための定期的な運動や、カロリー・糖質・脂質と肥満の元となる要素に気を配り、バランスの取れた食事内容を心がけていきましょう。
睡眠時無呼吸症候群のセルフケア、運動と食事の詳しいポイントは以下になります。
食事による対策 |
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運動による対策 |
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クリニックでは肥満が原因の睡眠時無呼吸症候群の減量療法を受けられるケースもあるため、二人三脚的なダイエットにアプローチできるでしょう。
寝姿勢の工夫
いびきや一時的な無呼吸といった、睡眠時無呼吸症候群の症状は、普段の寝姿勢が原因になっているケースがあります。
例えば普段仰向けの寝姿勢で寝ている場合は、横向きの寝姿勢に比べて下が気道側に下がり、気道を塞いで安定した呼吸のリズムを乱してしまうことが…。
逆に、横向きの寝姿勢はしたが気道側にずれこみにくいことで気道を広げた状態を確保しやすく、正しい呼吸の条件となる鼻から吸って口から吐くリズムが整いやすくなり、いびきや睡眠時無呼吸症候群の対策に役立ちますよ。
飲酒、喫煙を控えること
眠る前にお酒を飲んだり、タバコを吸ったりする習慣がある人も、睡眠時無呼吸症状群になりやすいため要注意!
- 飲酒の睡眠への影響:脳の覚醒、緊張を促す交感神経が優位に立つ
- 喫煙の睡眠への影響:ニコチンの強い覚醒作用が無呼吸や睡眠障害につながる
というそれぞれに心配な悪影響があるため、睡眠時無呼吸症候群に気付いた時点で早めに控えておくようにしましょう。
おわりに
睡眠時無呼吸症候群はイメージしている以上に心身への悪影響が多く、決して楽観視してはいけないトラブル。
呼吸のリズムが一定で安定した睡眠が心身の健康と美容の基礎となるため、症状に気付いたら早めにクリニックにかかるようにしましょう。
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