睡眠時にカフェインを摂るとどうなる?睡眠への影響や正しい摂り方を解説

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ねる子

眠る前にカフェインを含む飲み物を摂るのは良くないって頻繁に見聞きするけれど、そもそもどうして?眠る時でもコーヒーを飲みたくなることがあるから、どうしたらいいのかな…?


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ドクター睡眠

眠る前にカフェインを摂ってしまうと、睡眠の質が悪くなる悪影響があるよ。ただ、起床してからのカフェインには意外なメリットが!任せて!「ドクター睡眠」がカフェインによる睡眠への影響、起床後に摂るメリットを詳しく解説するよ!

コーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲み物は、毎日数杯は飲む、リラックスやリフレッシュに欠かせないものですよね。

ですが、カフェインを含む飲み物を睡眠のタイミングで飲んでしまうと、眠りや目覚めの状態に良くない影響を与えることがあるんです。

今回は睡眠にカフェインを摂ることがどう影響してくるのか、気になる関係性や摂取を控えるべき理由を詳しく解説!

さらに起床してからカフェインを摂るメリット、正しい飲み方もお伝えしますので、カフェインを日常的に摂りつつも睡眠の質が気になる方はぜひ参考にしてくださいね。

睡眠時にカフェインを摂るとどうなる?よくある影響をチェック!

カラダとココロの疲れやストレスを感じ、「今日はぐっすり眠って休みたい」と思っているのに、いざ寝ようと思ってもいつまでも寝付けず熟睡感が得られない、さらに気持ちよく目覚められない…。

そんな睡眠不調はもしかすると、眠る前のタイミングにカフェインを含む飲み物を摂っているからかも?

カフェインを摂ってもすんなりと眠れる人もめずらしくはないですが、できることなら睡眠時のタイミングでカフェイン摂取が避けるべきと言われているんです。

カフェインを睡眠時に摂らない方が良い理由を詳しく見ていきましょう。

 

交感神経優位、副交感神経が弱まる

眠るタイミングでカフェインを摂取してしまうと、自律神経の交感神経が優位に立ち、副交感神経の働きが弱まってしまいます。

実は眠りとの関係性が深い自律神経について、カフェインとの関係を合わせて見ていきましょう。

 

カフェインと交感神経、睡眠の関係性

睡眠時のカフェインを避けるべきなのは、脳や神経の覚醒や興奮、緊張に働きかけるため。

そして自律神経の交感神経は、カフェインの摂取で覚醒や興奮、緊張状態に導く働きがあります。

睡眠時はできるだけリラックスし、ストレスや疲労から心身を解放させておくことが理想の眠りを得る秘訣。

そのため、交感神経の働きを高めてしまうカフェイン摂取は、睡眠時に避けるべき習慣と言えるのです。

 

カフェインと副交感神経、睡眠の関係性

カフェインを眠るタイミングで摂ってしまうと、交感神経が優位に立つことで副交感神経の働きが弱まってしまいます。

副交感神経はそもそも、

  1. 血管を拡張・血流を良くして眠気を催す、体温の上昇から下降を助ける
  2. 安定的な呼吸、心拍数に整える
  3. 筋肉や関節のこわばり、緊張、コリを和らげる
  4. ストレスや緊張からカラダとココロを解放する

などなど、理想的な良い睡眠を得るのに欠かせない役割をします。

カフェインを摂ると副交感神経が働かないことで常に心身が緊張や覚醒、興奮モードが続き、睡眠以外にもカラダとココロの不調が出やすくなるのです。

 

強い利尿作用でトイレが近くなる

睡眠時に頻繁にトイレに行きたくなると、ぐっすり眠れなかったりトイレで目覚めて眠れない、睡眠時間が短くなるなどいくつもの悪影響があるものですよね。

実はカフェインを含む飲み物を眠るタイミングで飲んでしまうと、強い利尿作用を持つことでトイレが近くなり、睡眠の質に良くない影響を与えてしまいます。

カフェインの強い利尿作用は、睡眠中のトイレが近くなるトラブル以外にも体内の水分が足りなくなることで、

  • 循環が悪くなり毒素や老廃物が溜まりやすい体質に
  • むくみ、カラダの重だるさ、痛み、コリが出やすくなる
  • 脱水症状
  • 栄養不足

などのリスクが高まり、結果的に全身の健康面に悪い影響を与えてしまうのです。

 

覚醒による思考回転が速くなる

カフェインを眠るタイミングで飲んではいけない理由が、覚醒によって頭の中でいろいろな考え、思考が駆け巡り、脳が休息できない状態に陥ってしまいます。

スッと寝つける自然な入眠や眠気は、脳をどれだけ休ませて頭の中を空っぽにするかが重要なポイントに。

ですがカフェインの覚醒作用は脳が持つ物事を考えたり整理する役割を過度に刺激してしまうため、いつまでも頭の中で考えやストレスがぐるぐるとまわり、寝付くまでに長い時間がかかってしまうのです。

 

心拍数増加による心臓への負担

心臓がどきどきしていると、それだけで心身が休まらずいつまでも寝付けないと感じてしまいますよね。

実は睡眠前のカフェインの摂取は、眠りのストレスや心臓の負担になる心拍数の増加に働きかけることがわかっています。

心臓がどきどきと脈打つように心拍数が増加していると、カラダ全体に響くような刺激を感じてリラックスできないため、入眠・不自然な覚醒・睡眠時間の不足といくつもの良くない影響が出てしまうのです。

 

睡眠に良い栄養の吸収を阻害する

眠るタイミングはもちろん、日中にも過剰にカフェインを摂取してしまうと、睡眠の質にかかわりの深い栄養の吸収が阻害され、栄養バランスが崩れることで睡眠以外にも美容や健康、ダイエットに関するトラブルが出やすくなります。

カフェインの摂取で体内への吸収や保持が妨げられてしまう栄養はいくつもあり、それぞれに睡眠の質をサポートする重要な役割があります。

食べ物やサプリメント、健康食品などでいろいろな栄養を摂っていても、カフェインの過剰摂取では本末転倒に。

では、どんな栄養成分がカフェインの摂りすぎで失われてしまうのでしょうか?主な種類と影響を詳しく見ていきましょう。

 

カルシウム

カフェインを含む緑茶やコーヒーを1杯程度飲むのであれば、カルシウムの吸収はそこまで妨げられないことがわかっています。

ただ、日中から眠る時間までにかけて通しでカフェインを摂取していると、この栄養成分が持つ、

  • イライラやモヤモヤ、ストレスの抑制
  • カルシウムイオンという含有成分が睡眠の質を深める
  • 脳の休息、忘却を助ける

といった作用が活きなくなり、眠りのレベルが悪くなってさまざまな不調が起こりやすくなるのです。

 

酸素

細胞の活性化や血流の安定、心臓のポンプ作用を助ける、アンチエイジングといった健康と睡眠、美容にも深いかかわりを持つ酸素。

カフェインの過剰な摂取をしてしまうと交感神経が過度に働くことで呼吸が浅くなり、たっぷりの酸素を摂りこむことができなくなってしまいます。

すると呼吸も乱れてしまうことで、

  • 息苦しさ
  • 肺や心臓への負担
  • いびき
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 口呼吸がクセになる

などにつながることが…。

そして現代人は、空気中の酸素が足りないことと口呼吸が習慣になっていることで慢性的な酸素不足の傾向にあると言われています。

カフェインの過度な摂取は、もともと不足しがちな酸素をさらに不足状態にしてしまうため、摂取量を見直す必要があると言えるでしょう。

 

マグネシウム

カフェインの過度な摂取で失われてしまう栄養には、心身のバランスや血圧をコントロールしているマグネシウムもあります。

然のミネラル、奇跡のミネラルとも呼ばれるほど健康や睡眠の質にかかわりの深いマグネシウムは、

  • 痛みやこわばり、緊張やコリを鎮静させる
  • 筋肉のリラックスに働きかける
  • 睡眠サプリに使われることが多い、GABAの作用をサポートする

といった働きがあるため、カフェインの摂取で吸収が妨げられると上記のような働きが活きずにストレスが続いたりGABAの恩恵を受けられなくなってしまうのです。

 

鉄分

健康や美容、メンタル面においては幸せホルモンの生成や維持に作用する鉄分。

カフェインの摂りすぎでは鉄分の吸収や保持も妨げられてしまい、鉄分が持つ、

  • 睡眠の質や覚醒を助けるドパミンの生成をサポートする
  • ストレスや抑うつ、睡眠障害の緩和や予防
  • 眠りのホルモン、セロトニンやメラトニンの生成

といった働きが活きなくなるため、メンタル面の不調が出やすくなり睡眠の質に影響してしまいます。

そして10~50代前半までの生理がある女性の場合は、生理の際に体内の鉄分が一緒に流れ出てしまい、貧血気味の傾向にあります。

生理のある女性にとって鉄分は心身の健康と質の良い睡眠バランスをキープする重要な栄養成分のため、カフェインの摂取は注意しておくべき習慣と言えるのです。

 

ビタミン群

質の良い睡眠はもちろん、美肌や健やかな心身のために欠かすことのできない栄養素・ビタミン群。

カフェインの摂りすぎではビタミン群の吸収阻害にも影響を及ぼすことがわかっています。

ただ、カフェインを摂り過ぎてもビタミン群が破壊されるわけではなく、カフェインの強い利尿作用によって尿と一緒にビタミン群が排出されることがわかっています。

カフェインの摂り過ぎによる利尿作用で失われやすいビタミン群について、主な種類と睡眠との関係性を以下でチェックしてみましょう。

ビタミンC
  • カフェインの利尿作用で排出されやすい
  • 睡眠ホルモン・セロトニンを合成
  • ストレス、疲労の軽減
ビタミンB1
  • 眠気を催し入眠を助ける
  • すっきりとした目覚めを助ける
  • 疲労回復
ビタミンB12
  • 脳の神経機能をサポート
  • 体内時計の乱れをリセット
  • 自律神経のバランスを安定させる

上記のビタミン群は、睡眠はもちろん毎日を健康的に過ごすために必要不可欠な栄養素となるため、カフェインの摂り過ぎによる利尿作用で失われてしまうのは問題。

カフェインを正しく適切な量で摂りながらも、ビタミン群が利尿作用によって流れてしまわないよう、

  1. カフェインとビタミン群を一緒に摂らないこと
  2. カフェインとビタミン群は時間をずらして摂ること

のふたつのポイントを押さえておくようにしましょう。

 

起床後1時間~のカフェイン摂取は良い!理由やメリットを解説

睡眠時にカフェインを摂ることは、自律神経の交感神経・副交感神経のバランスが崩れて質の悪さ、熟睡か得られないといった悪影響がありますが、起床後のカフェインにはいくつかのメリットがあるんです。

眠る前は避けたいのに起床後のカフェインはなぜ良いのか、理由やメリットを詳しく探ってみましょう。

 

朝のカフェイン摂取。そのメリットとは?

朝起きてから1時間程度経過し、なおかつ午前9~11時くらいまでのカフェイン摂取は、睡眠の覚醒や日中をアクティブに活動するためのメリットがいくつもあります。

起床後の最適なタイミング、時間、量を正しく守ったカフェイン摂取のさまざまなメリットを詳しく見ていきましょう。

 

自律神経活動を安定させる

朝起きてから正しいタイミング、年代や体質に合った摂取量のカフェインを摂ることは、自律神経の交感神経・副交感神経の働きを安定させることがわかっています。

  1. 交感神経:やる気、集中力、脳に良い緊張を助ける
  2. 副交感神経:心身をストレスから解放しリラックスさせる

という自律神経にはそれぞれに異なる働きがあり、正しい量・タイミングでのカフェインは両方の自律神経のバランスが整い、心身のコンディションを安定・正常に保てるでしょう。

 

眠気や疲労感を和らげる

ぐっすりと眠ったつもりでも、朝になると重だるさを感じたり、なかなか目覚められずに日中の眠気を感じることがたびたびあるのではないでしょうか?

朝最適なタイミング、量でのカフェインの摂取は脳を覚醒モードにシフトさせて疲労もやわらげるため、起床後の重だるさや日中の眠気が気になる場合にも役立つ栄養成分と言えますよ。

 

起床後すぐのカフェイン摂取。飲み方の注意点

起床後にカフェインを摂取することは、これまでにお伝えしたシャキッとした目覚めや活発な心身、集中力のアップ、眠気をリセットといったたくさんのメリットがありますが、起床後すぐのタイミングは要注意。

起床後すぐにカフェインを摂ってしまう悪影響と摂取するベストなタイミングをまとめてみました。

 

コルチゾールへの影響

朝起きてすぐには睡眠中に汗をかいて喉が渇いてい飲み物が欲しくなることもあるでしょう。

そしてカフェインを含むコーヒーや緑茶などの飲み物は摂取すると頭がシャキッとすることで起き抜けに飲む習慣を持つ方が意外に多いよう。

ですが、起き抜けのすぐのタイミングでカフェインを含む飲み物を摂取してしまうと、コルチゾールの分泌が不安定になってしまうとの研究結果が報告されています。

コルチゾールは、

  • 血糖値のバランスを整える
  • 心身、神経、脳の全身を目覚めの覚醒モードにシフトする
  • ストレス耐性を強化する
  • 免疫力向上に働きかける
  • エネルギーを生み出し心身を活発なコンディションに導く
  • 炎症や過度な免疫反応をコントロールし抑制する

などなど、起床後の1日のスタートを明るく健康的に、活発に過ごすためのサポート作用をいくつも担っています。

ですが朝一番にカフェインを含む飲み物を摂ってしまうことでコルチゾールが安定して分泌できなくなるため、上記のような恩恵が受けられずにだる重な心身状態が続いてしまうのです。

 

血糖値への影響

朝起きてすぐにカフェインを含む飲み物を飲んでしまうことは、急激な血糖値の上昇につながってしまいます。

この理由は、カフェインの朝いちの摂取によって血糖値の上昇を抑えるホルモン・インスリンの分泌が弱くなるため。

朝は昼や夜に比べると食事量が少ない分血糖値の急激な上昇のリスクが少ないと言われていますが、逆にカフェインを朝いちで摂ることでインスリンの働きが阻害され、少ない量の食事でも血糖値の上昇が高まってしまいます。

そして血糖値の上昇は生活習慣病のリスクにダイレクトに直結するため、起き抜けのカフェイン摂取の習慣は早めに正しておくべきと言えるでしょう。

 

お腹のトラブルが起こりやすくなる

朝起きてすぐにカフェインを摂るのがNGな理由は、お腹のトラブルが起こりやすくなるため。

起床後お腹が空っぽの状態でカフェインを摂ってしまうと、胃腸へのダメージが強く出ることで下痢やお腹のゆるみにつながってしまいます。

そしてカフェインは、腸のぜん動運動に刺激を与えることと胃酸の分泌を促すことで、

腸の過度なぜん動運動による悪影響 下痢、腹痛、お腹のゆるみ
胃酸の過度な分泌による悪影響 胃もたれ、食欲不振、吐き気

などの原因になりやすいため、起床後すぐはできるだけ避けることが安心ですよ。

 

朝のカフェインは起きてから1時間後がベスト

朝の目覚めや活発な心身のために効果的なカフェイン摂取は、朝起きてから1時間後がベストと考えられています。

起床から1時間経った後のカフェイン摂取における研究結果では、コルチゾールの働きや分泌が50%アップするとの報告があります。

そしてカフェインを摂る理想的な朝の時間帯は9~11時の間。

日中の場合は13~17時半までの摂取もおすすめで、カフェイン良いメリットが活きやすくなると考えられています。

朝にカフェインを摂取する際は空腹のまま飲んでしまうと内臓へのダメージが強くなるため、腹5分目以上の食事を摂った後に飲むことを心がけましょう。

このタイミングと正しい飲み方を押さえておくと、日中に活発に活動し集中力やポジティブなメンタルをキープするためのコルチゾールの働きが安定化します。

日中は仕事や家事、育児とすべきことがたくさんあり、忙しく活動する時間帯でもあるため、起床後・食事を摂った後のカフェイン摂取は、忙しい時間帯をパワフルに過ごすエネルギー原料となるでしょう。

 

カフェインを多く含む飲み物は?1日の目安量もチェック!

これまでの睡眠×カフェインの関係性では、起床後1時間でたくさんのメリットがあり、逆に睡眠時の摂取は真逆のリスクがあるのだとわかりましたね。

コーヒーや紅茶、お茶類は、毎日日常的に飲む定番の飲み物でもあるので、睡眠の質に影響を与えずなおかつ目覚めや日中のエネルギッシュな活動に役立つ、正しく効果的な目安量も知っておきたいでしょう。

カフェインと睡眠、目覚めの理想的なバランスを整えていくために、ここではカフェインを多く含む代表的な飲み物と1日の目安量について見ていきましょう。

 

カフェインを多く含む飲み物一覧

カフェインを多く含む飲み物の、100ml当たりのカフェイン量を参考に、摂取量の調整を始めておきましょう。

  1. ドリップコーヒー60㎎
  2. インスタントコーヒー57㎎
  3. 玉露160㎎
  4. 紅茶30㎎
  5. 煎茶、ほうじ茶、ウーロン茶20㎎

 

カフェインの1日の摂取目安量

カフェインの1日の摂取目安量は、子どもや健康面に問題のない成人、妊活や妊娠している方によって細かな違いがあるんです。

年代や体質、体調に合わせたカフェイン摂取を正しく守るために、子ども・成人・妊活妊娠中の方別の目安量を見ていきましょう。

子どもの場合
  • 4~6歳まで:45㎎
  • 7~9歳まで:62㎎
  • 10~12歳まで:85㎎
健康面に問題のない成人の場合 400㎎
妊活、妊娠中、産後の方の場合 200~300㎎

上記の年代別に見るカフェインの1日の摂取目安量は、健康に関する取り組みや研究、実績が盛んな英国食品基準庁やカナダ保険庁の推奨量となり、健康面に影響が少ないという報告もされていますよ。

 

睡眠ケアに良いカフェイン以外の飲み物5選

睡眠前の水分補給はめぐりの良い状態を整えたり、脱水症状を防ぐ目的があるので、カフェイン以外ではどんな飲み物が最適の過、気になるところではないでしょうか?

カフェインのような睡眠への刺激・負担の心配がなく、眠りの質UPにも役立つおすすめの飲み物を調べてみました。

 

ノンカフェインコーヒー

眠る前にどうしてもコーヒーが飲みたいと、たびたび思うことがあるのではないでしょうか?

ただ繰り返しお伝えしてきたように、眠る前のコーヒー(カフェイン摂取)は、睡眠の質や心身のコンディションに良くない影響を与える要素がいくつもあります。

眠る前にどうしてもコーヒーが飲みたくなった場合は、最近話題のカフェインを含まないノンカフェインコーヒーを活用しましょう。

このタイプのコーヒーはカフェインを含まないものの、

  1. ミネラル、繊維質が豊富な大豆や玄米を使っている
  2. 睡眠リズムを左右するイソフラボンの含有がある
  3. 妊娠中、産後、授乳乳も影響なく飲める

というメリットがあり、コーヒーに含まれるカフェイン以外の栄養もしっかり補うことができます。

ノンカフェインコーヒーに含まれる代表的な栄養成分”クロロゲン酸”は、

  • ポリフェノールの一種でエイジングケアに役立つ
  • 入眠を早めて熟睡感をもたらす
  • 血流を改善する
  • 眠気のもととなる体温上昇から下降のバランスを整える

などなど、より良い睡眠を得るために必要な要素がいくつもあるため、眠る前にどうしてもコーヒーが飲みたい場合に用いることがおすすめですよ。

 

たんぽぽコーヒー

睡眠の質に影響するカフェインを一切含まず、逆に健やかな眠りをサポートする栄養成分が豊富なたんぽぽの根を焙煎してコーヒー風の風味・味わいに仕上げているたんぽぽコーヒー。

カフェインを摂取する習慣がある方でも、コーヒーの風味や味わいによく似たたんぽぽコーヒーを用いることで、カフェインの影響を受けずに質の良い睡眠づくりにアプローチできます。

  1. 睡眠時や起床後に気になるむくみの緩和、予防のカリウムが豊富
  2. 自然な入眠を促すクロロゲン酸が豊富
  3. 心身、脳の活動が停止したノンレム睡眠を助け持続させるコリンが豊富

という睡眠の質改善に効果的な栄養を含み、コーヒーほどに苦みや渋みもないためコーヒーに似たやさしい飲み物を摂りたい場合におすすめですよ。

 

ハーブティー

やわらかな香りと味わいや魅力のハーブティーの中には、睡眠や自然な覚醒・目覚めを助ける種類がいくつも存在しています。

睡眠の質を深め、すっきりとした目覚めに働きかけるおすすめのハーブティーの種類を以下にまとめてみました。

ラベンダーティー 深いリラクゼーション作用
カモミールティー 鎮静、鎮痛
ホップティー 安眠成分”ルピリン”が豊富
バレリアンティー GABAレベルを高める
レモンバームティー 興奮や緊張、不安感の抑制

上記でおすすめのハーブティーは、普段カフェイン系の飲み物に飲みなれている方でも、クセがなくほのかな甘みを感じられる種類となっています。

睡眠の質以外にも、目覚めや日中をポジティブに活動的に過ごせる栄養成分も豊富なため、1日の終わりのエネルギーチャージ・リラックスと両方の恩恵を感じ取れるでしょう。

 

白湯

睡眠時に飲みたい、カフェインの影響を一切受けず安心の飲み物は、白湯もおすすめです。

意外に知られていないのですが、眠っている時はたくさんのカロリーやエネルギーを消費し、布団にカラダが包まれている温かさもプラスされて、コップ1杯分もの汗をかくと言われています。

睡眠時に白湯を飲んでおくと、眠っている時のコップ1杯分の汗で消費する水分を事前にしっかりと補うことができ、カラダのポカポカ感も持続されて質の良い眠りにアプローチできます。

眠る前におすすめ、カフェインの影響を受けない飲み物はいくつもありますが、白湯なら、

  • コストがかからない
  • ダイレクトに水分を補える
  • ミネラルウォーターで作った場合はミネラルも補給できる

というメリットがあります。眠っている間は汗やエネルギーの消費で体内の栄養成分が不足しやすい状態に。

その点でもミネラルウォーターで作る白湯は特に、眠っている間の栄養補給とバランス維持に役立つと言えますよ。

 

植物性ミルク

動物性のミルクよりもヘルシーで栄養価が高く、ほんのりとした甘みとやわらかな風味で気持ちが落ち着く、植物性ミルクも睡眠時におすすめの飲み物です。

植物性ミルクが睡眠時におすすめの理由は、睡眠ホルモンを作りだすセロトニンの原料・トリプトファンを豊富に含むため。

植物性ミルクのトリプトファンは幸せホルモンの生成にも働きかけ、睡眠不調の原因となるストレスや不安感、脳疲労の軽減にアプローチします。

そして以下のように種類が豊富なので、心身のコンディションや眠りの質、好みの味や風味に合わせて手軽に選ぶことができますよ。

ソイミルク(豆乳)
  • 睡眠1~2時間前が効果的
  • ホルモンバランスの正常化
アーモンドミルク
  • 睡眠ホルモン、睡眠ミネラルが豊富
  • メラトニン分泌を増やす
オーツミルク
    • 睡眠の質向上
    • 質の良い睡眠を助けるミネラルが豊富

 

おわりに

睡眠時にはできるだけ避けたいカフェインでも、朝の目覚めや日中のエネルギーに満ちた活動には役立つ栄養成分です。

カフェインを避けたいタイミング、摂りたいタイミング、最適な目安量をしっかりと押さえて、心地よく安定した睡眠サイクルに整えていきましょう。

ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント 店舗一覧

ヘッドミント 大須本店 愛知県名古屋市中区大須3-26-41 堀田ビル
ヘッドミントVIP 栄東新町店 愛知県名古屋市中区東桜2-23-22 ホテルマイステイズB1
ヘッドミントVIP 金山店 愛知県名古屋市中区金山1-16-11 グランド金山ビル2F
ヘッドミント 名駅店 愛知県名古屋市中村区椿町13-16 サン・オフィス名駅新幹線口206
ヘッドミント 丸の内店 愛知県名古屋市中区錦2-8-23 キタムラビル1F
ヘッドミントVIP 岐阜店  岐阜県岐阜市神田町8-4 アートビル4F
ヘッドミント 静岡店  静岡県静岡市葵区御幸町4−2 ポワソンビル 7階
ヘッドミント 新潟店 新潟県新潟市中央区花園1-5-3 ネットワークビル花園205
ヘッドミント イオン松任店 石川県白山市平松町102-1 松任イオン1F
ヘッドミント 広島店 広島県広島市中区幟町12−14 幟町WINビル602
ヘッドミント 池袋店 東京都豊島区東池袋1丁目42−14 28山京ビル202
ヘッドミント 大宮西口店 埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-2-7 AOYAMA808ビル4F
ヘッドミント 浦和店 埼玉県さいたま市浦和区東仲町8-2 大堀ビル202
ヘッドミントVIP 蕨店 埼玉県蕨市塚越2-1-17TPビル201号室
ヘッドミント 稲毛店 千葉県千葉市稲毛区小仲台2-6-7 スエタケビル3階
ヘッドミント 勝田台店 千葉県八千代市勝田台北1-3-19 新緑ビル4階
ヘッドミントVIP 千葉店  千葉県千葉市中央区新町1-13 木村ビル
ヘッドミント 川崎本町店 神奈川県川崎市川崎区本町1-10-1 リュービマンション501
ヘッドミントVIP 藤沢店  神奈川県藤沢市南藤沢21-9とのおかビル5F
ヘッドミント 京都祇園店 京都府京都市東山区祇園町北側270-4 Gion Hanaビル 6F
ヘッドミント 和歌山駅前店 和歌山県和歌山市美園町5-7-8 パーク美園町ビル2F
ヘッドミントVIP京橋店 大阪府大阪市都島区片町2丁目11-18京橋駅前ビル2F
ヘッドミントVIP 東大阪店 大阪府東大阪市長田東2-2‐1  木村第一ビル4F
ヘッドミント 鹿児島アミュWE店 鹿児島県鹿児島市中央町1-1アミュWE通路側
ヘッドミントアロマ 愛知県名古屋市中区大須3-26-41 堀田ビル
ゼウス発毛 愛知県名古屋市中区大須3-26-41 堀田ビル

 

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睡眠の質を改善できるドライヘッドスパ専門店をこれから開業したい!という人向けにドライヘッドスパスクールも随時全国で開催しております。

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堀田 直義

堀田 直義

株式会社じむや代表取締役。ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント。予約システム「タダリザーブ」。Lix公式オンラインショップを運営

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